【UR賃貸】家賃の値引き交渉はほぼ不可能であるって話

内覧したUR賃貸の和室

こんにちは。ゆーあーるです。

賃貸物件を契約する際、普通は不動産屋さんの提示した家賃や敷金、礼金で契約していると思います。

ですが、不動産の賃貸価格は決まっているわけではありません。つまり、値引き交渉が可能だということ。

時期や物件の人気度によりけりですが、不動産屋さんの方から礼金を半額にして案内してくれたことがあります（体験談。結局、断りました笑）

では、URの賃貸物件は値引き交渉が可能なのでしょうか？

URの窓口や実際に物件に行って家賃交渉をしてみた結果を報告しようと思います。

記事を要約すると…

・URの賃貸では基本的に家賃の値引き交渉はできない。

・値引きはできないが、経年劣化などにより家賃が安くなる可能性はある。

・（私見）値引き交渉の余地がなく料金的にフェアなのはURの良さだと思う。

UR賃貸の値引きは難しい

初っ端から申し訳ないですが、URの交渉プロセスや窓口の方の対応を考えると、家賃の交渉は非常に難しいでしょう（というより不可能）。

一度窓口にて、値引きができるのかやんわりと尋ねてみたことがあります。

そのときの担当者の回答としては、URでは個別の家賃交渉には対応しておらず、住宅の経年劣化や周辺環境の変化に応じて自動的に安くなることはある、とのことでした。

あまりにスパっと回答されたので、もうこれ以上”家賃交渉”という言葉を話題に出そうとは思えなくなりました(笑)

そもそもURの物件では、街の不動産屋のように物件をゴリゴリ押さねばならないノルマはなく、窓口の人は契約を取ることにそれほど貪欲ではありません。

内見は入居者が自ら足を運んでいく必要があることから分かるように、URの賃貸では借りたいなら借りてくださいという、ややお役所的な対応が基本なんです。

もちろん興味のない物件をゴリ押しされたりすることはなく、こちらの要望を忠実に聞いてくれる点は、URの良い点でもあります。

民間の不動産屋であれば、こちらが望んでいない物件を勧めてくることもよくありますので（もしくは向こうが儲かる物件を”オススメ”という名目で推してくる）。

さらに契約においても、URが準備した契約手順に則って進めていくことになり、交渉をする余地がありません。

家賃交渉ができるタイミングは、一般に審査に通過した後になりますが、交渉に乗ってくれる可能性は限りなく低いと思います。

URとしても簡単に個別の家賃交渉には応じられない理由があります。

URは全国各地に１０万戸以上の賃貸物件を抱えており、仮に一戸でも認めてその情報が拡散してしまうと、全国各地のUR物件で値引き闘争が起きる可能性があります。

URとしてもそのような”家賃交渉革命”のリスクがある中で、やすやすと家賃交渉には応じられないと思います。

それでも千円ぐらいなら何かの間違いで値引き交渉できた人がいるのでは？と思って調べてみましたが、値引きに成功した体験談は見当たりませんでした。

あくまでネット上のみの情報ですので、ひょっとしたら成功した人はいるかもしれませんが、ほぼ皆無と考えて間違いないかと思います。

不動産は時間が経つと外壁や内装や設備が古くなり、資産価値が低下します。

UR物件も例外ではなく、やはり経年劣化は発生します。

周辺環境や物件の損傷度合いによりますが、長く住むほど家賃は少しずつ段階的に割引されることがあります。

長く住み続けても家賃が下がらなければ家賃交渉の余地はありますが、団地の資産価値に応じて定期的に賃料の改定があることから、住んでからも個別の交渉は難しいでしょう。

※賃料の改定（値下がりとは言ってない）であるため、周辺の物件と比べて割安である場合、逆に賃料が値上がりすることもあります。

私は賃貸に住むときには結構な頻度で家賃交渉をしますが、割り引けたとしても礼金の一部（数万円）であることが大半で、めんどくささを考えると割に合ってないなと感じることもあります。

家賃交渉はその分だけ手間でもあるので、URのように初めから家賃交渉ができない物件は余計なことを考える必要がなくて楽かもと思いました。

どの入居者に対しても料金は一律同じなのでフェアですし、損した気分をすることもありません。

そういう意味では賃料の交渉ができないのもいい点なのかもしれません。