年収基準が厳しめのUR。家賃1年分を前払いすると審査はほぼパスできます

黄色が(良くも悪くも)目立つシステムキッチン

こんにちは。ゆーあーるです。

10月の下旬ごろまで、大体2週間の間、引越し先の賃貸住宅を探していました。その候補物件として最有力だったのがURの物件です。

築浅物件なのにU35割(契約者が35歳以下だと家賃が2割引になる制度)が適用され、家賃が2割引きになるなど、かなり魅力的。

今回、実際に内覧まで行った団地です。

 

さて、大阪市内にあるURの窓口で家賃や審査について説明を受けましたが、ネックとなる点が一つありました。

それは収入の審査基準。

一般にURの賃貸では、家賃の4倍の月収が審査の基準となります。

例えば家族と同居して家賃が8万円だとしたら、審査の合格基準は月収で8×4=32万円以上、年収に直すと384万円以上です。

 

会社に入ったばかりの新入社員である私にとって、年収384万円以上の収入を証明するにはなかなか厳しいものがあります。

うーん厳しい…

今この記事を見ている方も、収入基準という点がネックになっているのではないでしょうか?

ですがタイトルでも触れた通り、URの賃貸契約では、収入審査を切り抜ける方法がいくつかあります。

URの窓口の女性に確認したところ、仮に収入が足りていなくても、申し込み時に1年分の家賃を先払い(一時払い)すれば、収入審査が行われない(免除される)とのことでした。

記事を要約すると…

・URの収入審査は少し厳しめ(基本は家賃の4倍以上の収入があること)

・ 1年分の家賃を先払いすれば収入審査を免除できます

・家賃の100倍以上の貯蓄があると証明できれば収入審査を免除できます

基準収入:家賃の4倍以上の月収が必要です

★単身で申し込む
家賃額 基準月収
6万2500円未満 家賃額の4倍
6万2500~20万円未満 25万円(固定)
20万円以上 40万円(固定)
★世帯で申し込む
家賃額 基準月収
8万2500円未満 家賃額の4倍
8万2500~20万円未満 33万円(固定)
20万円以上 40万円(固定)

参考:お申込み資格(UR)

URの公式サイトを参考にして作成しました。

家賃は月収の3分の1程を目安に抑えることが一般的ですが、家賃が安い物件に関しては、家賃の4倍以上の収入が求められ、収入が少ない家計には結構厳しいです。

 

家賃の4倍以上とは、例えば家賃4万5000円の物件を単身で申し込んだら、45000×4=18万円以上が基準となります。

働き盛りならこれぐらいは稼げますが、高齢者や子供がいるパートの主婦といった収入が少ない世帯には少しハードルが高くなっています。

やはり民間と比べると審査は厳しい

UR以外にも民間の賃貸物件も探してみましたが、強く感じたのはやはりURの収入審査の厳しさでした。

民間の賃貸では名前や住所などを記入した申請用紙を提出した後、民間の信用会社を通した審査がありますが、基本的に必要な書類はありません。

 

URのように源泉徴収の提出や収入証明証の記入を求められることはありませんでした。

仮に収入審査があったとしても、月収の目安が家賃の1/3であり、URの基準のよりも緩いことがほとんどでした。

 

確実に通りたければ、1年分の家賃を先払いすべし

年収が足りないなどの理由で審査に通らないまたは難しそうな場合は、1年分の家賃を前払い(一時払い)することをオススメします。

1年分の家賃を前払いすれば、収入に関する審査がなくなり、ほぼ100%の確率で賃貸を契約できます。

窓口の女性の方にしっかり質問をしましたが、”ほぼ”確実に通るだそうです。

 

家賃1年前払いで本申込時に払う総額をシミュレーションしてみた

管理費を含めた家賃が8万2000円と5万2000円の2ケースにおいて、前払いで1年分の家賃を払う場合、いくら必要なのか簡単にシミュレーションしてみます。

 

例1.(家族あり)家賃:78000円、管理費:4000円、合計:8万2000円

①敷金2ヶ月分 78,000×2=156,000円

②家賃・管理費1年分(一時払い金) 82,000×12=984,000円

③日割り家賃 2,740円×入居日数=0円〜82,000円

合計:1,140,000〜1,222,000円

∴ざっとみて約120万円必要です。

例2.(単身)家賃:50000円、管理費:2000円、合計:5万2000円

①敷金2ヶ月分 50,000×2=100,000円

②家賃・管理費1年分(一時払い金) 52,000×12=624,000円

③日割り家賃 1,740円×入居日数=0円〜52,000円

合計:724,000〜776,000円

∴ざっと見て75万円前後必要です。

 

日割り家賃は入居した月度の家賃です。初月は日割りで家賃の計算を行ってくれます。

例えば、20日に入居でその月が30日終わりだった場合、11日間の日割り家賃を支払う必要があります。

 

ざっくりですが共益費含めた家賃が8万円だった場合は頭金120万円ほど、家賃が5万円だった場合は75万円ほど支払えば審査なく入居ができます。

因みに家賃の100倍貯金があってもOK

因みに収入でも一時金払いでも厳しい場合、貯蓄額で審査をすることができます。

家賃額の100倍の貯金があれば収入審査に代えることができます(収入審査を免除できる)。

例えば家賃が7万円であれば、貯金(貯蓄)が700万円以上あればOKということになります。

 

まあそれだけの貯金があれば先払いすると思いますし、なかなか家賃の100倍という基準は現実的には厳しいと思います(笑)

恐らく多くの方は貯蓄額ではなく、1年分家賃を先払いする方法で本申込するのがオススメでしょう。

コメント

  1. 匿名 より:

    コメント失礼します。

    単身 ざっと見て75万円 とのことですが、
    U35適用の場合は、75万円の2割引なのでしょうか?

    • ゆーあーる管理人 ゆーあーる管理人 より:

      詳細は確認頂きたいですが、恐らくそうだと思われます。割引後の家賃の1年分を払うことになります。